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昨日の続き。

なんかいいタイトルでもつけてみたいのだが、

如何せん私にはセンスがない(笑

脚本のタイトルとか、先に決まっていたもの以外は、大抵あとづけ。

そして登場するものの単語とかで決めちゃう。

面白いタイトルつけれないんだ・・・

まぁ当分は「死にネタ」でw

でも今回のは結構幸せターンかも。

幸せの後に来る不幸の方がより辛い。





-2-

いつだっただろう、私が彼のことを好きだと気付いたのは。
真咲は、つまらない講義を聞いている、ふりだけしながら考えていた。
実際は斜め後ろに座っている彼が気になって、授業どころではなかったのだ。
襟元が変な形に折れてないか、シャツの背中に洗濯皺は残ってないか、背筋は伸びていた方がいいだろうか、
それはその方が良いに決まっているが伸ばしすぎて真面目すぎると思われても嫌だし、どうしようか。
目の前の授業よりも大分真剣に考えていた。
教壇に立った声の小さい助教授がやはり小さい字で黒板に書いた文字を写した、ふりをした。
そうしてノートに書き留めたのは、彼の名前―都築 翔
翔、と書いてカケルと読むらしい。最初はショウと呼んでしまって、戸惑われたものだ。
「あの…先輩、俺カケルって読むんですけど…」
あああっ!思わず真咲は顔を覆った。
あの時のことを思い出すと恥ずかしくて仕方ない。もっと考えてから口に出せば良かったと今さら悔やまれる。
あの時から好きだったんだろうか?思考は最初の疑問にリンクした。

ざあざあ ざあざあ

雨だ。さっきまで晴れていたのに。
そう思った所で不意に答えが浮かんだ。
違う、もっと前だ。
初めて、彼を好きだ、と思ったときも雨が降っていた。
蛍光灯の明かりが雨にうつって輝いて見えた。
雨が好きだ、そう言った彼を好きだと思った。
そうだ、答えは出た。

ざあざあ ざあざあ

問題は、いつ結論を出すかだ。
思考は一歩前進した。
いつ言おうか。
いつ、彼に好きだと伝えようか。
不思議と恐れは感じなかった。むしろ気分は高揚している。
大丈夫。
雨が好きだ。彼が好きだ。
もし今日、授業が終わっても雨が降り続いていたら、言おう。
蛍光灯の明かりが雨にうつって輝いて見えた。


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