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やみやみ


パソコンの中に眠ってた文章シリーズ。

さらに病み病みなの見つけたwww

すっごい病んでるけど・・・

このとき何を考えていたんだろう・・・

まぁでもmikeが何か書くと半分は病んでる気もするね。

「雨が止んだ」といまだに正しく発音できない私です。

家族ネタ?で3話くらいあります。

続いてはいない。





知っていますか?
貴方がばっさりと斬りつけた私の傷跡は、未だに塞がらず、じゅくじゅくと黄色い膿を出し続けているのです。
知っていますか?
貴方は今でも私をざくざくと切り裂いては、その傷口をぐりぐりと抉り続けているのです。
きっと、ずっと。

「父上」
「どうしました?」

私は父を敬愛し、まさにその愛は盲目と言えるほど烈しいものでしたので、
父の返答を得られた、
ただそれだけで、まるで弾けてしまうのではないかと思えるほどの心の臓の鼓動を抱え込む羽目に陥ってしまいました。
しかし、それはまた恐れ多いという側面も併せ持った状況でしたので、
私はすぐに話を終わらせる必要がありました。

「最近、よくあの方をご覧になっていますね」

私がそう言うと、父は微笑まれました。
このときの私の心は今まさに動きを止めようとするゼンマイ仕掛けの玩具のようで、
そのまま倒れてしまうかとも思われたのですが、父の手前そのような無礼なことも出来ず、
しっかりと足に力を込め、父を見つめました。

「わかるかい?」

はい、私は父上を敬愛し、いつも見つめておりますので―
私は口から出かかった恥知らずな言葉を懸命に飲み込み、ただ頷きました。
されど、父の発せられた次の言葉は私の心をまさにばらばらに砕いてしなうほどの力強い響きを持っていたのです。

「彼女を愛しているんだよ」

嗚呼!
私は後ろから斬りつけられたと思いました。
本当にその程度の痛みを感じたのです。
父が人を愛してしまわれた―
それは恐怖であり怒りであり悲しさであり悔しさであり、そして絶望でありました。
それでも私の口は父に無礼を働かないようにと、ぱくぱく勝手に動き、喜びの言葉を口にしました。
それは良かった、大事にされますよう、いつまでも変わらぬ愛を育まれますよう、お祈りしております―
私は自分が発したはずのこの言葉を、どこか別の世界の言語のように聞いておりました。
しかし父は喜ばれ、こう言ったのです。

「ありがとう、早く君も幸せに」

ざくり

「君の愛した人と結ばれますよう」

ざくり

「祈っているよ」

ざくり

「彼女と二人で」



…知っていますか?
貴方がばっさりと斬りつけた私の傷跡は、未だに塞がらず、じゅくじゅくと黄色い膿を出し続けているのです。
貴方は今でも私をざくざくと切り裂いては、その傷口をぐりぐりと抉り続けているのです。

でも、私はそれが嬉しい。
貴方に与えられ、連綿と続くものを得られたのです。
例えそれが痛みであろうとも、悲しみであろうとも苦しみであろうとも、そして絶望であろうとも、
貴方から与えられた―
それが私にとっての宝であり、誇りであるのです。

父上。

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